VA/VE事例
焼入れレスによる工程省略化:コストダウンと納期短縮を実現
提案内容
材料の再選定
提案効果
コストダウン
六角ボルトの製作をご依頼いただいた際、お客様から「従来品よりコストを抑えたい」というご要望がありました。仕様書には加工後に焼入れと表面処理を行うことが必須とされていましたが、この焼入れ工程がコスト増と納期長期化の要因でした。
そこで当社は、ボルトの使用箇所と求められる強度について詳細な打ち合わせを実施。その結果、従来の仕様で得られる焼入れ後の強度がオーバースペックであると判断いたしました。
当社では、焼入れ後の強度に相当する「SCM435調質材」を材料に選定。これにより、加工後に必須であった焼入れ工程と、それに伴う硬度検査工程を完全に省略することを提案し、実行いたしました。