セムスネジ(座金組み込みネジ) 特注製作・製造

「セムスネジ(座金組み込みネジ)」とは
セムスネジとは、座金(ワッシャー)がねじ本体にあらかじめ組み込まれ、脱落しないよう一体化された締結部品のことです。「座金組み込みねじ」とも呼ばれます。
この「座金組み込み」の構造は、ねじ山を転造(ねじ山を塑性加工で作る方法)する前に座金をねじに通し、転造後に座金の内径がねじの外径よりも小さくなるようにすることで実現されます。そのため、一度組み込まれた座金は、ねじから外れることがありません。
こんなお悩みありませんか?

組み込まれているワッシャ、スプリングワッシャの規格を指定したい。
頭部形状を変更したい。
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特注ネジ加工・製作センター.comが
解決いたします!
当社の「セムスネジ(座金組み込みネジ)」特徴

特注セムスネジ製作の豊富な実績
当社は、セムスネジの追加工に多数の実績を持っております。頭部形状の追加工も、寸法をご指定いただきましたら加工対応致します。

ゼロからの特注製作も可能
複数のネジメーカーと連携し、ご希望の寸法のセムスネジを全加工でご対応することも可能です。
当社の「セムスネジ(座金組み込みネジ)」対応領域
標準規格 | ・ネジ部 並目の場合 ・メートルの場合:M3~M12 ・首下ネジ部長さ:8~50mm ※呼び径、材質によって対応可能長さは異なります。 |
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材質 | 鉄・ステンレス・真鍮、他 |
表面処理 | 黒染め・ユニクロメッキ・無電解ニッケルメッキ、他 |
その他、規格外メートルネジもご対応いたします。
ネジ部長さもご希望がございましたらご相談ください。
「セムスネジ(座金組み込みネジ)」に関するよくある質問
- セムスネジを使用する主なメリットは何ですか?
- セムスネジの最大のメリットは、作業効率の向上です。座金を別途用意してねじに通す手間が省けるため、組み立て作業の時間を短縮できます。また、座金の入れ忘れや紛失を防ぎ、締結不良のリスクを低減する効果もあります。
- 「ダブルセムスネジ」とは何ですか?通常のセムスネジとどう違いますか?
- ダブルセムスネジは、2枚の座金が組み込まれたセムスネジのことです。一般的には、ばね座金(スプリングワッシャー)と平座金(プレーンワッシャー)の2枚がセットで組み込まれているタイプを指します。通常のセムスネジが1枚の座金(平座金のみ、またはばね座金のみ)であるのに対し、ダブルセムスは両方の座金の効果を同時に得られるのが特徴です。
- ダブルセムスネジはどのような場合に特に有効ですか?
- ダブルセムスネジは、緩み止め効果と座面の保護・安定化の両方を求める場合に特に有効です。ばね座金による緩み止め効果と、平座金による座面への負荷分散や陥没防止効果を同時に得られるため、振動の多い箇所や、より確実な締結が求められる場面で選ばれます。
- セムスネジにはどのような座金の組み合わせがありますか?
- セムスネジには、主に以下の座金の組み合わせがあります。
平座金のみ(P=1 / I=1)
ばね座金のみ(P=2)
ばね座金+平座金(P=3 / I=3、ダブルセムス)
その他、外歯座金や内歯座金、皿ばね座金などが組み込まれた特殊なタイプもあります。
- セムスネジを選ぶ際の注意点はありますか?
- セムスネジを選ぶ際は、使用する環境や目的に合わせて、適切な座金の組み合わせを選ぶことが重要です。例えば、振動が多い場所ではばね座金付き、柔らかい材料を締結する場合は平座金付き、両方の効果が必要な場合はダブルセムスなど、用途に応じた選択が必要です。また、ねじの材質やサイズも、使用条件に合わせて選ぶ必要があります。